最近、お墓のクリーニングや修理、また改葬などの依頼が多いのが富山市西番にある「富山霊園」です。
こちらは富山市営の墓地になっていて、昭和41年に開設されています。
富山市営霊園に行かれたことがある人はよくご存じだと思いますが、こちらの墓地は富山型の洋型墓石がズラーッと並んでいます。
真ん中に映っているのは当時5歳の娘ですが、墓石の高さが彼女の背を超えるくらいで均一に建っています。
この昭和40年代というのは、洋型墓石が全国各地に普及した年代で、このような均一なお墓が各地でみられるようになりました。
そして、そのころ一斉に墓地を購入(=使用権を得る)し、こぞって建てたお墓が少しずつ老朽化し、汚れが目立ってきているのが、まさに「今」なのです。
家族が眠っているお墓のクリーニングとリフォームのご依頼in富山霊園
そんななか、お義父さまとご主人が眠っているお墓のリフォームをしたいとずっと悩んでおられた方から、お墓をキレイにしたいとのご依頼をいただきました。
施工内容は、
・墓石・参道・灯篭・ベンチのクリーニング
・玉砂利洗い出し施工
・風防付きロウソク立てとステンレス製線香立て&ツバ付き花立て
・塔婆立取り付け
・納骨堂内玉砂利敷き詰め
・目地コーキング
・文字ペンキ入れ
になります。
墓地の参道の汚れがキレイになると…
参道も年数が経つとこのように汚れが目立ち、この汚れがお墓に対する心情を左右するのです。
「大切な家族が眠っているけど、このお墓には思い入れがない」
ましてや自分が建てた墓でなければ、ますますお墓への想いは遠のく一方で、「自分は違うところで眠りたい」となるのが人情というものです。
ということで、参道は大事です。
家でいえば玄関にあたります。入り口が汚い家には人は寄り付きたくなくなりますし、逆にここがキレイだと疲れて帰ってきてもホッとするものです。
参道がキレイになっただけでも明るくなりますが、ここの墓地の特徴として、黒い大きな玉砂利が参道の横に敷かれていて、こちらがひび割れていました。
お墓建立時にはこういった施工が人気だったのでしょうが、年月を経て暗くて重い雰囲気が出てきてしまっています。
自分たちではできない墓石の黒ずみ除去をプロがすると…
墓石についた水垢による黒ずみも墓石クリーニングでキレイになりました。
張り石のつなぎ目である目地も新しくなっています。
他の箇所のリフォームについては、こちらをご覧ください。
・風防付きロウソク立てとステンレス製線香立て&ツバ付き花立て
・塔婆立取り付け
・納骨堂内玉砂利敷き詰め
お墓がキレイになるとみんな嬉しい!
墓石のクリーニングとリフォーム後の写真はこちらです。
ご依頼者であるお客さまは、お姑さまから折りにつけ、お墓をキレイにしてほしいと頼まれ、このたびうちに施工をご依頼されました。
お客さまにとってはご自分が建てられたお墓ではないので、それほど思い入れのあるお墓というわけではありませんが、一度お墓をキレイにしておくことは、これから長い年月にわたってお墓をお守りしていく上で心情的にもプラスになるのではないかと思います。
またお墓参りにいらっしゃる方も、お墓がキレイになってびっくりすることでしょう。キレイになったところに手を合わせることは、誰しも気持ちが良いもので、キレイなところには人を呼び寄せる力があるものです。