2019年、秋のお彼岸は、9月20日(金)から9月26日(木)までです。明日から彼岸入りですね。
秋彼岸の時期は、台風の時期と重なることも多く、富山県内も三連休は天気が崩れる可能性がありそうですが、晴れ間にお墓まいりに行かれる人も多いと思います。
それでもお盆の墓参者の数とくらべると、お彼岸にお墓まいりに行く人はグッと少なくなるのではないかというのが、私の肌感でもあります。
「お前が行かないだけだろ」と言われたらそれまでですが(笑)、帰省とともにお墓まいりをするお盆にくらべると、絶対数はどうしても少なくなりますよね。
お墓まいりそのものは誰かのために行くというのではなく、自分自身のため、家族とのつながりにおいて行くものです。
亡くなってから年月がそれほど経ってない近親者が眠る墓であれば、お墓まいりに行く動機づけは自ずからわき上がるものだと思いますが、そうでない場合は、そのインセンティブが働きにくくなる気がします。
まさに私がそうなのですが、嫁ぎ先のお墓で、そこに眠る人たちに生前に会ったことがない場合。
もちろん、こんな仕事をしているので、お墓まいりの大切さはわかっており、会ったことがない人の墓だからといって、それが墓まいりに行かない理由にはならないのですが、子どもたちも知る父が眠る実家の墓にくらべると、お墓まいりに行く動機づけを感じにくいのは事実です。
これが、その次の代になったらどうなるか。
うちは仕事柄、墓の大切さを伝えているつもりですが、一般的なサラリーマン家庭で、さらに地元を離れた場合、その子ども、さらに次の子どもの代に、お墓まいりのインセンティブが自分たち世代と同じ濃度で伝わっていかないのではないか。
そう不安に感じている人が潜在的に少なくないように思うのです。
そこで、それを解決するためにつくったのが『おはかの手帖』です!
おはかの手帖は、三つのチャプターからなり、一つめは「Life is story」というテーマで、オリジナルストーリーの『墓ありじいさん 墓なしじいさん』が収録されています。
物語を要約すると、二人のじいさん(墓を建てるじいさんと建てないじいさん)をとおして、お墓を哲学する内容になっています。
物語の章ごとに「家族のエピソード」を自由に書き込むページをはさんであるので、「墓ありじいさん 墓なしじいさん」の物語をきっかけに、自分の家族とのエピソードを記していける、または過去を振り返りながら「家族史」を書き留めてもいいかもしれません。
二つめのチャプターは「Time is on my side」。ここではお墓まいりに行った日のことを綴れる「お墓まいり記」があり、お彼岸のお墓まいりもこちらに記すことができます。
お墓まいりをした今日が想い出になる日がくるー。
お墓まいりの足あとはどこにも残りません。たくさん行っても、年に一度の墓まいりでも、その軌跡はそれぞれの頭と心のなかに残るだけで、それをもっと違うカタチで残して、共有することができれば、それがお墓まいりのインセンティブになるのではないか。
そして、そのことがカタチとして残ることで、お墓とお墓まいりの記憶を安心して次の代に引き継げないだろうか。
「お墓まいり記」は、その役割を果たしてくれると思っています。
「お墓まいり記」を埋めたいがために、墓まいりに行きたくなるかもしれません。じつは私がそうです(笑)
後になって読み返すおもしろさを想像すると、とてもワクワクするんです。SNSなどで公開してもおもしろいかもしれませんね。
三つめのチャプターは「Share the family」で、ここではお墓の情報を家族やお墓をまもる人との間でシェアしていくために使っていくイメージです。
「お墓のQ&A」といったお役立ち情報も掲載されており、また「かかりつけ石材店」の連絡先を記せるページもあるので、次の代になって、どこの石材店に連絡すればよいか分からないといったこともなくなります。
これは石材店側にとってもメリットがあるはずです。
それでは、じっさいに『おはかの手帖』を手にした人たちの感想を紹介します。
(『墓ありじいさん 墓なしじいさん』を読んで)「誰のことも悪く言わず伝えたいことがしっかり書いてある」
・60代男性
「お墓から自分の人生の過去(先祖)・現在・未来のストーリーの一隅を観ることができました」
・会社役員50代男性
「一気に読みました!お墓を持つことを丁寧に、わかりやすくした脱帽モノの一冊です。
・石材店代表 40代男性
墓じまいを考えていたお客さまに読んでいただくと、『親戚にも読ませて、もう少し考えてみることにする』と言われた」
「示唆に富んだ『墓ありじいさん 墓なしじいさん』のストーリーに共感。自店のお墓の建立者に差し上げたいと思います」
・石材店代表 50代男性
『おはかの手帖』は、このHPからも購入できます!
お彼岸のお墓まいりから、おはかの手帖を使って、「レコーディング墓まいり」はじめてみませんか。