「食器洗浄機VS手洗い」論争にみる日本人の「手洗い」神話を斬る!

唐突ですが、質問です。

あなたは食器を手で洗うタイプですか?
それとも食器洗浄機を使って洗うタイプですか?

欧米での食器洗浄機の普及率は9割だそうですが、日本は3割に満たないとか。たしかに海外ドラマや映画などでは、食器洗浄機に皿を押し込んでいるシーンがふつうに出てきますが、日本では食洗機のシーンというのはあまり見たことがなく、逆に母親が皿を手で洗ってるシーンは今も目に入ります。

日本の狭小な住宅事情にもよるようですが、日本人に食洗機がそれほど普及していない反面、日本人に浸透しているある考え方にふれている記事、「日本は食洗機後進国!? 食洗機を使った方がいい理由、しっかり説明します」を見つけました。

それは、「手洗いは美徳」という考えです。

手を使うことが得意であり、「ひと手間」という言葉がある日本では、まったく自分の手を汚すことのない動作よりも、手を動かすことを美徳と考える文化がたしかにあります。

しかし女性も社会に進出するようになった現在、毎日の皿洗いという家事の負担は、積もり積もればかなりの時間に換算されるという現実も。たかが「皿洗い」、されど「皿洗い」なのです。

手洗いにからめて言うと、この時期は「墓そうじ」が気になる頃でもあります。そこでふと思ったのが、「墓そうじにも、この手洗い神話が染みついているのではないか?」ということです。

お墓は自分たちの手で洗うべき?

「墓そうじ」につき物のお墓の洗浄ですが、一般的には「お墓を手洗い」をされる方が圧倒的に多いと思います。しかし皿洗いとは違い、お墓は大きく、炎天下の中で行わざるを得ないときも多いでしょう。

でも、そもそもお墓って、自分たちで手洗いしないといけないものなのでしょうか。

「お墓はご先祖さまそのものであるからして、自分の手でやさしくご先祖さまを撫でるようにキレイにしてあげると気持ち良いに決まってる。また子どもや孫にそういったことを教えていきたい」

たしかにそういった情緒的な面は大切にしたいなと私も思いますが、こういう声は、じっさいのお客さまよりも石材店側から聞こえてくることの方が多いです。

墓そうじが必要のない「未来形のお墓」が好まれる理由

しかし現実はどうでしょうか。

「お墓も遠方にあるため、墓地の草むしりが大変だし、墓の管理が負担になりつつあるので、いずれお墓を処分して永代供養墓に入ろうと考えている」

こういう実情があり、お墓じまいやお墓離れが起き、未来の墓として最新式の納骨堂がメディアで紹介されるようになっています。

(画像:NIKKEI STYLEより)

以前、テレビでも紹介されていた都心の真ん中にある、寺院が運営する納骨堂です。

天気も気にせず、花もいらない、ただ墓参りのためだけに来られる納骨堂。もちろん、墓そうじなど気にする必要はありません。

墓そうじをする若い人も近場に少なくなり、墓の管理をしていく自信がなくなっていくことが、従来のお墓のあり方から未来のそれへと考え直すキッカケになっているのが事実です。

「お墓離れ」と一口に言いますが、これは明らかに多くの人の間で、墓参りが負担になっているのでなく、墓そうじを含めた「墓の管理」が負担になっていることを意味しています。

『墓の管理>墓参り』

また全国石製品協同組合が実施した「お墓のアンケート調査」(2017年4月実施)の結果では、平面墓地を望む人の数はいまも約8割にのぼるという統計が出ています 。


全国石製品協同組合「お墓のアンケート調査」

もし「墓の管理」から、墓そうじの負担を取り除いてあげたらどうなるでしょうか。

継承者のことを考えても、草むしりも墓洗いも外注でき、自分たちはお墓参りをすることだけに集中できたら、だいぶん気がラクになるんじゃないかと思いませんか。

「手洗い神話」からの解脱をしよう!

皿洗いと墓洗いを同列で論じるのはおかしいかもしれません。
しかし、どちらもやる人にとっては、「かなりの労力がかかること」であることは間違いありません。

皿洗いも少人数であれば、自分の手で洗った方が効率的でしょう。
お墓も小さな墓であれば、自分たちで洗った方が経済的です。

でも、そうでない場合。

大家族の皿洗いの日々の負担と大きなお墓のそうじの毎年の負担が、家族団らんや墓参りという目的を阻害することにならないようにするのが、私たちの仕事ではないかと考えます。

私も食洗機を導入したときは、〇ナソニックが自分の救世主のように感じ、夫よりも頼りがいを感じたものです。なにせ食洗機の水圧の方が、夫の手による洗い残しよりもキレイになるんですから!

私が食洗器で時間を効率的に使え、家族にやさしくできたことを考えると、墓洗いもその延長線上で考えられると思うのです。

「お墓のまもりびと」さまから墓そうじの負担を取り除き、本来大切にしたいお墓参りの時間が、その後もずっと続くキッカケになったなら。

そのためにも、私たちは墓石業界での食洗機のような存在になる必要があるのではないかと思ったしだいです。

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