最近の仕事として、お墓のクリーニングや補修の見積もり依頼、施工がふえてきています。
お盆までにキレイにしたい。
四十九日の納骨までにしたい。
施工内容はそれぞれ微妙に違いますが、お墓のクリーニングを依頼する先には、みな同じ心情が根底にあるのではないかと思うのです。
それは、キレイになったお墓を見て「郷愁を更新する」こと。横文字にすると、「ノスタルジアのアップデート」でしょうか。
墓石クリーニングはお墓をよみがえらすことが目的ですが、何のためにそうするのかを考えると、若いときに墓参りしていた自分を思い出すためでもあるのかと。
もちろん古くなったお墓を直して、これからも維持したい気持ちが一番先にあると思いますが、失った時間を取り戻したい気持ちが無意識にあるのかなと、そんなことを思いました。
なぜなら、お墓そのものがノスタルジックで、郷愁を誘う場所であり、それが安心感になっていると思うから。
お墓を大切にするということは、自分の思い出やノスタルジーを大切にすることでもあると思うのです。