古くなった花立を交換!時代はアルミ製からステンレス製へ

スナダ石材は現在三代目ですが、初代の時に建立していただいたお客様が、四十九日の納骨までに花立と香炉を新しいものにしたいということでご来店されました。

使用中の花立をお持ちくださったのですが、亀裂が入っています。

昔、初代(夫の祖父)がお墓を建てていたときは、まだ花立はアルミ製でした。
今、私たちが使っている花立はステンレス製になっていますので、こちらに交換させていただくことになります。

花立そのものの価格は、一対 4,400円(税込)で、こちらのはネジ式になっているので、ネジの大きささえ合えばご自分でもお取り換えしていただくことができます。
ちなみに、コップタイプのものもありますが、こちらは御影石の花立に穴を開けて差し込むタイプです。

昔のアルミ製花立と現在のステンレス製花立の違いは?

ちょっと気になり、アルミとステンレスの違いを調べてみましたので、すご~く簡単にまとめてみたいと思います。
(私たちが使っているアルミ製やステンレス製のものは、100%純正でなく「合金」といって他の物質が混ざっているため、正確な情報は難しく、ざっくりとした特徴になります)

まず、アルミもステンレスもどちらも錆びにくいという性質があります。
そして軽さは、断然アルミの方が軽いです。
価格も大雑把に言えば、アルミの方が安いようです。

では気になる強度ですが、これは 
ステンレス>アルミ 
になります。

腐食と金属疲労(一定の力が無限回繰り返しかかったとしても部材が壊れない力はどのくらいかを示す指標)も、
ステンレス>アルミ
です。

お客様がお持ちになった花立の亀裂の原因は、おそらくアルミを保護している被膜(バリア)の腐食が何らかの要因で進行したのかもしれません。
まぁ、50年くらい前のものになるので、それもしょうがないですよね。

ステンレス製の花立に交換すると、アルミ製のそれよりも強度が強くなるので、安心できるのではないかと思います。

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