「ゴーン・ショック」でわかった、フランス以上に個人主義の日本

連日、メディアをにぎわしている日産自動車のカルロス・ゴーン氏の逮捕、失脚のニュース。
「日産のクーデター」「日産対ルノー」はたまた「日本対フランス」といった論点もでてきて、着地点が気になるところですが、この一連のニュースを読みとこうとすると、あらわになってくるのが日本とフランスのお国柄の違いです。

日刊スポーツの記事内では、真山仁氏がフランスという国について、このようにおっしゃっています。

フランス哲学は欧州の中でも突出して変わっていて、自国が大切な国。食料自給率は100%を楽に超え、エネルギー自給率も100%超で欧州に原発の電気を輸出している。他国が鎖国してもフランスだけ、びくともしない力を持っている。今、自動車産業がガソリンから電気化するなど、産業革命級に変化しつつある中、技術力を自国で賄うために、日産・三菱自動車連合の技術が欲しいのだろう。
「ハゲタカ」真山仁氏が事件分析、ゴーン氏逮捕/上

私たちが持つフランスのイメージといえば「個人主義」
しかし、どちらかというとフランスよりも日本の方が「個人主義的」なようにも受けとれます。

日産はおそらく経済産業省などに報告している。フランスに国がかりでのみ込まれそうだと。ところが日本はそれができない。東京電力、日本航空がそうだったように、民間に公的資金などの税金を入れると大ひんしゅくを買う。国は「自分たちで何とかしなさい」というスタンスで、その「何とか」が今回の告発だったのでは。

ルノーは、元はフランス政府の国営企業であり、現在も大株主であることから、フランス政府の介入は当然といえば当然なのかもしれません。

今回の日産の件では、企業のグローバル化の背景に「国」の存在が見え隠れしたことで、グローバリゼーションとは国境をなくすのではなく、実は「国」を際立たせる側面があるようです。

外国に行ってはじめて自国愛に目覚めるともいいますし、移民受け入れの是非も問題になっていることから、「やっぱり日本サイコー!」という単純な視点ではなく、他国と比較して見えてくるリアルな日本について、私たちはもっと知っておく必要があるように思えてなりません。

ということで、勝手に「日本vsフランス」と題して、それぞれのお国柄の対比をしてみようと思います。

国への愛が強いのはどっち?

先ほどもふれたように、フランスは「個人主義」とは別に、自国愛が強い国民性をもつようですが、ほんとうにそうなのでしょうか。

「愛国心はその国歌を聞けばわかる」と誰かが言っていたような気がするので、日本とフランスの国歌対決をしてみましょう。

日本の国家といえば「君が代」。
この「君」は君主をあらわすといわれ、君主とは天皇のことに他なりません。
そう。日本の国家はバリバリの愛国歌ですが、自由の国フランスの国歌はどうなのでしょうか。

行こう 祖国の子らよ 栄光の日が来た!
我らに向かって暴君の血まみれの旗が掲げられた
聞こえるか 戦場の残忍な敵兵の咆哮を?
奴らは我らの元に来て我らの子と妻の喉を掻き切る!
武器を取れ 市民らよ 隊列を組め
進もう 進もう! 汚れた血が我らの畑の畝を満たすまで!
教育勅語とフランス国歌のどっちが危険か (アゴラ言論プラットフォーム)より引用

これは、フランス国家「ラ・マルセイエーズ」の一番の歌詞の和訳です。最後の「汚れた血」は他国民の汚れた血を表しているということで、国歌に他民族を蔑む自国愛がふんだんに盛り込まれています。
これを子どものころから歌うのですから、そりゃ愛国心が育ちますね…。

その点、「君が代」の「君」は「あなた」ととらえることもできますし、千代に八千代に続けばいいなという願いがあるだけで、そのために戦えとは言ってませんね。

国歌でくらべると、フランスの愛国心に日本は及ばないようです。

社会を映す鏡「葬送」をくらべる

まず、日本とフランスの墓地比較をしてみましょう。

日本の墓地の形態は、「公営・宗教法人・民営・個人・みなし墓地」と、運営・管理者がそれぞれ異なる墓地が混在しています。

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